ペアリングについて
プロコンに限らず、ジョイコンも EmuNAND と SysNAND でペアリング問題が発生します。
というのも、どうもコントローラは「本体固有の ID + NAND 情報」の二つと紐付けられているらしいのです。
本体固有の ID というのは不変なものですから、本体の基板交換以外で変わることはなく心配しなくてよいのですが、NAND の情報については「本体の初期化」などでいくらでも変わってしまいます。
そして、この NAND の情報こそがペアリング問題を生み出してしまうのです。
ペアリング問題
ペアリング問題とは、あるプロコンを SysNAND でペアリングしたあと、EmuNAND に切り替えた際にニンテンドースイッチがプロコン自体を全く認識しなくなる「不具合」のことです。
なんでこんなことが発生するのかというのについては書くと非常に長くなるので割愛するとして、100%解決するためのチュートリアルを解説します。
ただ、これをやれば確実に解決するとはいえ毎回やるのはめんどくさいので EmuNAND 用と SysNAND 用のプロコンを用意する方がマシです。
SysNAND はジョイコン、EmuNAND はプロコンといった使い分けでも良いです。利用できるコントローラを二台以上用意しておきましょう。
解決方法
まず、プロコンの有線通信をオンにします。こうすることで、ペアリング問題が発生している状態であってもプロコンを使うことができるようになります。
ただし、ケーブルを抜いた瞬間認識できなくなってしまうのでこの段階ではまだ解決していません。
次にコントローラの解除をします。
これはコントローラの X ボタンを長押しするので、プロコンが有線接続で認識されていないと「そもそも解除ができない」となります。先程、無意味に有線接続を有効化したのはそのためです。
連携を解除すると、有線接続してあるためにすぐに再ペアリングが行われます。
ただし、これで正しくペアリングができるのは有線接続のみで、無線接続はまだバグったままです。
最後にコントローラの設定から「コントローラを探す」を選択します。
ここでコントローラの下に「USB」と表示されている場合は有線接続になっています。
ケーブルを外すと「無線が正しくペアリングできていない」ために「?」が表示されると思います。
「?」が表示されるとコントローラが使えない状況になるので、ここからはタッチパネルを使って操作していきます。
表示されたら、プロコンの充電ケーブルを挿すところの隣りにある小さなボタンを押しましょう。
このボタンはプロコンの無線接続のペアリングを開始するためのもので、本来であれば使わなくても問題ないのですが、このケースでは必須になります。
ボタンを押したあとでニンテンドースイッチのタッチパネル上の「?」が表示されているコントローラをタップします。
上手くいけばバイブレーションと共に、正しくペアリングが完了するはずです。
まとめ
このプロコンのペアリング問題、自分も長い間悩まされていたのですがここ数ヶ月はプロコン二台持ちでなんとか解決していました。
ところが、この間まともに使える方のプロコンをあげてしまったので一台で切り替える必要が出てきたのです。
前々から、いろいろ試行錯誤すればなんとか再連携できることは知っていたのですが、ついこの間確実に再ペアリングできる手順を見つけたので備忘録として載せておきます。
この情報が誰かの役に立ちますように(ジョイコンでも同様の方法で再ペアリングできます)
記事は以上。