THEOS
THEOS は脱獄 Tweak を作成するためのプラットフォームです。
単なる広告非表示 Tweak から GUI も整った高度な脱獄アプリまで何でもつくることができます。
THEOS のセットアップ
THEOS は Windows、iOS、macOS、Linux のプラットフォームをサポートしているようですが、とりあえず macOS を利用するのが簡単です。
iOS でも開発はできるので macOS を持っていない方は脱獄した iOS に環境を作り、SSH 接続して PC でコードを書くことになると思います。Windows や Linux はめんどくさいので今回は割愛します。
必要なもの
- macOS
- Mavericks(10.9)以上であれば問題ないようです
- Xcode
- とりあえず最新のものをインストールしておけばよいです
- Objective-C、Swift への情熱
- 最低限のプログラミングスキルは必須
- エラーにもくじけない心
::: warning セットアップについて
すべてのコマンドは必ずユーザ権限で実行するようにしてください。要するに、rootで実行してはダメだし、sudoをつけてもダメだということです。
:::
Homebrew のインストール
以下のコマンドでインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"それなりに時間がかかるのでじっくり待ちます。
ldid、xz のインストール
brew install ldid xzこれも同様に待ちます。
環境変数の設定
# Catalina(macOS 10.15) 以上の方echo "export THEOS=~/theos" >> ~/.zprofilesource ~/.zprofile# Catalina(macOS 10.14) 未満の方echo "export THEOS=~/theos" >> ~/.profilesource ~/.profile::: tip おまけ
@p1atdev氏の記事にもあるように、コマンド一発で theos を呼び出せるようにしておくと良いかもしれません。
vi ~/.zprofileでファイルをひらき、alias theos="$THEOS/bin/nic.pl"を追記して保存。
:::
THEOS のインストール
インストールといっても GitHub からクローンしてくるだけです、簡単。
git clone --recursive https://github.com/theos/theos.git $THEOSSDK のインストール
curl -LO https://github.com/theos/sdks/archive/master.zipTMP=$(mktemp -d)unzip master.zip -d $TMPmv $TMP/sdks-master/*.sdk $THEOS/sdksrm -r master.zip $TMPこれを全部一気にターミナルにコピーして実行。iOS14.4 までの SDK しかないので、それ以上のものが使いたい場合は各自手に入れよう。
実行してみる
$THEOS/bin/nic.plと実行して以下のように表示されれば成功
THEOS JAILED のセットアップ
脱獄していなくても動作させられる Tweak を作成できる神ツール。
一時期はやった Sideload などで使われている。興味がある人は是非追加してみよう。
git clone --recursive https://github.com/kabiroberai/theos-jailedcd theos-jailed./installこうすると標準の THEOS に入獄用 Tweak 作成のテンプレートが追加される。
$THEOS/bin/nic.plと実行して以下のように表示されれば成功
さっきまでの結果と比べて[8.] iphone/jailedという項目が追加されているのがわかります。
ここまでできればセットアップは完了です。